深呼吸はやっぱり深い
深呼吸というとどんなイメージがあるでしょうか?
多くの人はラジオ体操の最後にやるもの、腕を動かしながら吸って、吐く、呼吸を整える、といったところでしょうか?
では実際に深呼吸してくださいというと、なんだか苦しい、抑圧感が解放しきれない、気持ちよく吸って吐いてとはならない、なんて人は少なくないのではないでしょうか?
古武術の療術・活法では施術後に患者深呼吸をしてもらって体を整えます。
ロシアの武術システマでは呼吸によって体をリラックスさせ、リラックスを様々なことに生かしていきますが、深呼吸は初期の段階での意図的な呼吸で、主に回復するのに使います。
体に強い負荷をかけたり、攻撃によるダメージを受けたりして体に生まれた緊張を呼吸で回復させるのですが、深呼吸を繰り返して緊張が生まれる前よりも心身をリラックスさせるのが目的です。
合気道では相手の力を吸収し、自分が動きの中心となる技法の初期段階として深呼吸を使います。また呼吸力を養う腹式呼吸の鍛錬として深呼吸を使います。
表現は様々ですが、活法、システマ 、合気道に共通しているのは、無意識に生まれている体の緊張、つまり体の抑圧状態を深呼吸によって解放しているということです。
ではただただ意図的にスーハースーハーしていればそれでいいかというとそういうわけではありません。
体の中には深呼吸したいという本能が備わっています。日常生活の中でも深呼吸をしたいという衝動が生まれてくるのですが、普段から心身の抑圧が強すぎる人はこの本能としての働きを抑え込んでしまう上、意図的に深呼吸をしようとしてもそこで頑張ってしまって体を緊張させてしまい、緊張や抑圧を解放しようとしてかえって緊張や抑圧を強くするという悪循環に陥ります。
ではどうするか?
気持ちよく深呼吸できないのは無意識に自分で押さえ込んでいるからなわけですから、それをやめて体の深呼吸したい衝動に乗っかればいいわけです。
これを実現するのが深呼吸を引き出すワーク。6月からのクラスではまずこのワークから始めます。自分自身で極めてテクニカルに体の中にある深呼吸を引き出します。
もっと気持ちよく呼吸できるんだよ、体の抑圧を解放してもっと楽な体でいいんだよ、というあたりを体感してもらえればと思います。
クラスの詳細は次回こそ・・・
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